銘柄分析

日本製鉄(5401)大赤字大減配の大企業を紹介

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イカ君
皆さんこんにちはイカキングです。
今回紹介する企業は日本製鉄だよ
日本製鉄って名前の通り製鉄事業とかを行っている会社だよね
イカの助手
イカ君
そうそう。そもそも鉄鋼業について知りたいという方はこちらの記事を見てください。(記事は新しいタブで開きます)

日本製鉄の事業内容を紹介

ここからは日本製鉄の事業内容を紹介します。長くなってしまったので興味のない方やもう知っているという方は下のボタンから株価の推移に飛んでください。

製鉄事業

製鉄事業は日本製鉄の要となる事業ですね。後程紹介しますが売上の80%以上は鉄鋼事業です。

鉄を作り厚板や棒状にして出荷しています。様々なものに加工して出荷しているのですが用語が一般になじみがないため紹介しません。

気になるという方は日本製鉄の有価証券報告書の事業の内容という項目に乗っているのでご覧ください。

ここで見れるよ!(新しいタブで開きます)

エンジニアリング事業

製鉄プラントや環境プラントなど様々な種類のプラントを建造しています。

プラントを建造している会社として日揮ホールディングスという企業があります。プラントについて知りたい方はその日揮ホールディングスを紹介した記事を見てください。

記事はこちら(新しいタブで開きます)

ケミカル&マテリアル事業

人造黒鉛電極に必要なピッチという製品や半導体や太陽電池パネルの製造設備に作るのに必要なピッチコークスなどを製造しています。

こちらも様々な種類の製品を製造していたので詳しく知りたい方は先ほどリンクを貼った有価証券報告書の事業の内容の部分をご覧ください。

システムソリューション事業

プラントのコンサルティングやアウトソーシング事業などを行っています。

日本製鉄の株価の推移

リーマンショック時の下落はすさまじいですね。半分以下の株価になってしまいました。

景気後退期には鉄の需要が減少し鉄価格が下落するため業績に多大な影響があるので仕方ないですね。

というかリーマンショックで下落してから元の水準に戻るどころかリーマン後安値を更新しています。

まあ業績がいまいちなので仕方ありません・・・

株価の基礎情報

株価877.7
PER(コンセンサス予想)15.12倍
PBR0.25倍
配当利回り(予想)2.18%
時価総額834,097百万円

株価は下落していますが減損損失によって大きな赤字を出したことを理由に減配したため配当利回りは低くなっています。

PBRでみると非常に割安ですがPERでみると少し割高ですね。これは業績が悪化すると考えられているためです。

まあPBRも自己資本が額面通り換金できるわけではないのであてにしてはいけないと思いますけどね。

利益剰余金とか多分製鉄所に化けていますからね。

日本製鉄の業績の推移

売上の推移

売上は安定しません。鉄の価格が上下すると売上も上下してしまっています。

2020年は鉄価格が下がっていることもあり減収予想です。

ちなみに1980年代にトヨタに抜かれるまでは売上が日本一の超大企業でした。

営業利益と利益率推移

営業利益も安定しません。鉄価格に大きく左右されてしまっています。

営業利益率は高くても6%と低く感じられますが鉄鋼業自体が営業利益率の低い業界なのでそこまで悪い数字ではありません。

まあ規模の経済が働く製鉄業の日本首位の企業がこれですからほかの企業の状況は察せますよね・・・

当期利益の推移

2020年の業績予想が4,000億円以上の赤字となっているのは呉製鉄所を閉鎖した影響です。まあ減損損失なのでキャッシュが出ていくわけではないです。

ただ生産量が減少すれば規模の経済も働きにくくなるので収益性は落ちる可能性があります。まあ生産量を減少させなければ需給が悪化し毎年赤字を出すようになってしまうため仕方がないです。

日本製鉄のセグメント別情報

セグメント別売上

2018年3月期決算のデータより作成

セグメント別でみると製鉄事業がほとんどを占めています。ほかの事業はおまけ程度なので鉄価格にさえ気を配っておけば大丈夫です。(今は鉄価格が大丈夫じゃなくなってきていますが・・・)

セグメント別営業利益

2018年3月期決算のデータより作成

営業利益でみても製鉄が占める割合が大きいですね。ほかの事業が多少伸びた程度では製鉄業の落ち込みはカバーできないので今後少し厳しくなりそうですね。

ちなみに鉄鉱石価格が急上昇しても日本製鉄には悪影響なので鉄鉱石価格も見ておいたほうが良いと思います。

配当と配当性向

配当は安定しませんね。業績に合わせて増配や減配をしています。

2020年は先ほど紹介したように減損損失の影響で大赤字になったため減配します。ただ減損損失ってキャッシュ出てかないはずなのになー。減配しちゃうのかーーーー。

株主還元意識の低い企業ですね。

株主優待の紹介

株主優待は保有株数によって受けられるサービスやもらえるものが変わるので下の表にまとめました。

内容実施時期必要保有株数
日本製鉄カレンダー11月下旬から12月上旬にかけて9月末に500株以上
工場見学会への
ご招待(抽選)
3月から4月ごろと10月から11月ごろ3月末、9月末に1,000株以上の保有
経営概況説明会への招待(抽選)2月から3月ごろ、7月から9月ごろ 3月末、9月末に1,000株以上の保有
鹿島アントラーズ観戦招待(抽選)4月から8月ごろ、8月から12月ごろ3月末、9月末に5,000株以上の保有
紀尾井ホール演奏会に招待(抽選) 4月から9月ごろ、10月から3月ごろ 3月末、9月末に5,000株以上の保有

抽選というのは株主平等の原則に反している気もしますが触れないでおきます。

財務の推移

自己資本比率の推移

自己資本比率は40%ぐらいあります。

これだけあればすぐに倒産する可能性は低いでしょう。

ROEの推移

ROEは変動が大きいです。日本企業の平均と比べても低いのでもっと効率的に活用する必要があると思います。

キャッシュフローの推移

営業キャッシュフローは漸減傾向にあります。これは問題です。本業でキャッシュが入ってこなければ投資を縮小することを迫られます。そして投資を縮小すればその企業は稼ぐ力を徐々に失っていくからです。

まあ今のところは投資資金を削っているわけではないようなのでいいですが。

日本製鉄の強い点と弱い点

まず日本製鉄の強い点は日本では一位、世界でも3位の粗鋼生産量を誇っていることです。

鉄鋼業は何度も言っているように規模の経済が働くので規模が大きいほうが収益率が高くなりやすいので。

ちなみに世界の企業別粗鋼生産量はこちらの記事に乗ってます(記事は新しいタブで開きます)

弱点は価格面において中国勢などに負けていることです。まあ中国勢に価格で勝てる企業なんてないとは思いますが・・・

そのため技術力で勝負するしかありません。ただ日本の典型的な大企業にできるのかという不安があります。

日本製鉄のまとめ

まとめ

割安低配当
株主還元意識が低い
製鉄事業に頼っている(景気の影響を受けやすい)

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betmobさん

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