銘柄分析

JFEホールディングス(5411)大赤字で大減配した企業を紹介

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イカ君
皆さんこんにちはイカキングです。
今回紹介する企業はJFEホールディングスです。
JFEホールディングスって日本製鉄みたいに製鉄事業とかを行っている会社だよね。
イカの助手
イカ君
そうそう。そもそも鉄鋼業界について知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。(記事は新しいタブで開きます)

注意:文中にあるリンクはすべて別のタブで開きます

JFEホールディングスの事業内容を紹介

鉄鋼事業

これがJFEホールディングスの主となる事業です。

西日本と東日本に大きな製鉄所を保有していて日本製鉄と同様に様々な製品を製造しています。

どんな製品なのか名前を聞いただけではわからない人が多いと思うので具体的な製品名は紹介しません。

どうしても気になるという方は下のリンクからJFEホールディングスの有価証券報告書を見てください。7ページの鉄鋼事業というところに製品名が乗っています。

リンクはこれだよ!注:新しいタブで開きます、もう一つ注:PDFです

エンジニアリング事業

ガスや石油、水道などのパイプラインの製造やLNG・LPGなどを入れるタンク、都市ごみ焼却炉、水処理システムなどを製造しています。

またリサイクル事業や電力小売り事業なども行っています。

商社事業

鉄鋼製品や溶材鉄粉などの仕入れや加工販売を行っています。

株価の推移

株価はこの10年間は不調でした。業績が鉄鋼価格に左右されてしまい成長することができなかったためです。

さらに昨今のコロナショックの影響で株価はさらに下落しています。

一時は超高配当株となっていたのですが業績悪化による減配を発表したため現在では超高配当株とは言えないです。

株価691
PER(コンセンサス予想)11.06倍
PBR0.21倍
時価総額424,577百万円
配当利回り(コンセンサス予想)4.20%

株価は691円なので1単元買っても7万円とやすめですね。初心者でも買いやすそうな金額です。

まあ初心者が買う株ではないですが・・・

指標面ではPBRでみると非常に割安に見えますが業績が悪化するためPERでは平均ぐらいです。

配当利回りは減配しても4.2%あります。ただ後程紹介しますが今までも配当は安定していなかったのでいつさらなる減配をするかがわかりません。

そのため配当利回りだけを見て購入するのは危険です!

JFEホールディングスの業績の推移

売上の推移

売上は10年間横ばいでした。鉄鋼価格に左右されて成長できませんでした。(鉄鉱石の価格じゃないよ!)

規模を大きくしても需給が悪化し売上は大きくならない。だからといって規模を拡大させなければ中国勢にシェアを奪われるという厳しい状況です。

営業利益と利益率推移

営業利益も変動が激しいですね。2016年2017年はチャイナショックの影響を多少受けたものの日本の景気は比較的良かったのですが中国の景気が悪化したため利益が急減しました。

なぜ中国の景気が悪化すると鉄鋼価格が下がるのかは下の記事で解説している部分があるのでご覧ください。

リンクはこれだよ!!注:新しいタブで開きます。

ちなみに2018年の鉄鋼業の営業利益率の平均は2.5%金属製品の平均は3.7%だったので営業利益率は平均よりも高いといっていいと思います。

当期利益の推移

当期利益も安定しませんね。

2020年は高炉を停止した影響で減損損失があったため大幅赤字になりました。ただ減損損失はキャッシュアウトしないのでキャッシュフロー的な問題は起きないのでそこまで心配する必要はありません。

しかし高炉を停止しないといけないほど需給関係は悪化しているという事です。大幅赤字よりもこの点が心配です。

JFEホールディングスのセグメント別情報

セグメント別売上

2019年3月期決算より作成

セグメント別でみると鉄鋼の割合がかなり大きいですね。これだけ割合が大きければ鉄鋼価格に売り上げも利益も左右されることは明白です。

ほかの事業は業績へのインパクトは小さいので鉄価格にさえ気を配っておけば大丈夫です。(今は鉄価格が大丈夫じゃなくなってきていますが・・・)

セグメント別営業利益

2019年3月期決算より作成

鉄鋼事業に比べてエンジニアリング事業や商社事業の営業利益率が低いため鉄鋼の割合がさらに大きくなってしまっています。

ちなみに鉄鉱石価格が急上昇してもJFEホールディングスには悪影響なので鉄鉱石価格も見ておいたほうが良いと思います。

まあ今は多少鉄鉱石価格が下落しても業績が急改善するような状況ではないですけどね。(鉄自体の需要が一時的減少している)

配当と配当性向

配当は安定しませんね。株主還元の裏付けとなる業績が安定しないためです。

赤字の時は0%となっています。株主還元意識は高いとは言えないので今後も業績によって配当は左右されるでしょう。

株主優待の紹介

株主優待は工場見学会と会社概況説明会に抽選で当たった人のみ行くことができます。

抽選って株主平等原則に反している気がするのですが日本製鉄の時と同様に触れないでおきます。

財務の推移

自己資本比率の推移

自己資本比率は40%ぐらいあるので問題ないでしょう。

すぐに倒産する可能性は低いでしょう。

ROEの推移

ROEはそこまで高くないですね。まあ業績が安定しないので自己資本を厚くせざるを得ないのだと思います。

キャッシュフローの推移

営業キャッシュフローは業績が大きく変動している割に安定して稼げています。

また投資キャッシュフローは海外展開や技術開発のためなどに支出しているので大きめになっています。

投資のための資金を借り入れで補っているため財務キャッシュフローはプラスになっていますね。

JFEホールディングスの強い点と弱い点

まず強い点は規模がある点でしょう。国内では2位世界では8位の粗鋼生産量を誇ります。

鉄鋼業などは規模の経済が働くので世界的に見ても有数の規模を誇るという点は強みでしょう。

逆に弱い点は先日紹介した日本製鉄と被るのですが価格競争力が弱いという事です。そのため汎用品でのシェアを握ることは難しく高品質品を開発する必要があります。

今後潤沢な資金を持った中国勢が高品質品へも進出してくる可能性があるのでその時が不安です。

JFEホールディングスのまとめ

まとめ

株主還元意識が低い
景気敏感株
商社事業やエンジニアリング事業など事業を分散させようとしているが不十分

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betmobさん

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